シリーズ化について
朝、一通りの作業が終わって仕事まで予定もないのでブログでも書こうと思います。
今回は当サイトで掲載している橋本シリーズ(拉麺橋本等)について、なんでこんなものを量産しているのか書きます。
それには、制作会社の就活事情が密接な関係となっていますので、その辺についても記載します。
つまらない記事になるので、興味のない方はソッとブラウザのタブを閉じて下さい。
制作会社の就活事情
制作会社への就活は他の業種と異なるな点がひとつあります。
それがポートフォリオと呼ばれる制作物の提示です。
デザイナーならデザインしたもの、イラストレーターならイラスト、開発業ならアプリケーションやソフトウェアなどです。
研究職が論文を出すのと同じように、上記を提示することで能力の適正を図ります。
著作権と知的財産権
基本的に会社の業務として作成したものは、著作権・知的財産権が会社に属します。
会社で制作したものをポートフォリオとして扱う場合、許可を取っていない限り、ルール違反だと思っています。
守秘義務のあるものは尚更です。
誰が作ったか
そして、もう一つ。
そのポートフォリオは誰が作ったのか、という点です。
一般的な制作ではプロジェクトチームを組みます。
チームで作った場合、担当が分かれるためポートフォリオの価値はチーム全体に及びます。
例えば、デザイナーがWebサイトをポートフォリオとして掲載する場合、
デザイン部分のみが評価対象となり、アニメーションやシステムロジックは無視されるべきです。
特に大規模なプロジェクトだと人数は数十人、数百人規模となり、
デザイナーもメイン・サブ・アシスタント等々、人数が肥大しますので誰がどの部分を構築したか分かりません。
そのため、ポートフォリオ内に共同制作のものがあれば、それは評価対象から外すべきだと考えています。
まとめ
自分は所謂、制作会社と呼ばれる会社の人事をしていましたが、
中途で応募する方の100%が、著作権等を度外視しており、判断する側としては難しい立場でした。
そういった理由もあり、下記を満たすものを作る必要があります。
1.全て自分で作ったもの
2.著作権が自分になるもの
(写真等の素材はライセンスに基づく)
つまるところ、自分でコンセプトを作り、原稿を作り、作品を作る。
本来存在していないものを、リアリティを持たせた上で作る必要があるので、異常に面倒くさいのです。
当サイトで掲載している、橋本シリーズ(拉麺橋本等)はこのためだけに存在しています。
毎回技術やら表現やらを多少変えていますので、勉強にはなりますが、
Worksに載せているものよりも、Archiveに載せている方が実は楽しかったりします。